IPL脱毛器のコストについて
新たなムダ毛ケアで、IPL脱毛器の購入を検討されてるほとんど方は『エステ品質の脱毛が自宅でも手軽にできて金額的にも安い』というイメージを持たれていると思います。
確かに『エステ品質の脱毛が自宅でも手軽にできる』という部分は、ほぼ、当てはまりますが『金額的にも安い』という部分に関しては、それぞれのIPL脱毛器の特徴を見極める必要があります。
それは、IPL脱毛器の数少ないデメリットでもありますが、IPL光を照射するカードリッジは照射回数に制限のある消耗品だからです。
そのため、IPL脱毛器はカードリッジ補給のコストが発生します。
購入したIPL脱毛器を使われる頻度が少なかったり、購入された目的がアンダーヘア脱毛やメンズ脱毛などIPL光を照射する範囲が狭い部分限定と割切られるなら、あまり影響はないかもしれません。
しかし、IPL脱毛器のムダ毛ケアやフェイシャルケアを日常的にされたい方、また、今まで脱毛エステなどで施術してもらってた全身脱毛を自宅ですることなどが目的で購入される方は、IPL脱毛器を使い続けることのコストは大きく影響します。
そして、場合によっては、購入されたIPL脱毛器を使い続けるコスト自体が、いつの間にか脱毛エステやサロンなどに掛かる費用を上回っていることにもなります。
こうなると、せっかくIPL脱毛器を購入されても『金額的にも安い』という話にはなりません。
こちらでは、IPL脱毛器の価格と性能比較一覧で紹介したIPL脱毛器で、本体価格が安い順からヒカリエピプロ・センスエピ・ケノン・イーモリジュの4種類を使い続けた場合のコストについて計算しています。
IPL脱毛器のコスト計算
コストの計算には下表の本体価格・最大照射面積・カードリッジの最大照射数と価格・1ショットの単価を引用します。
ヒカリエピプロ | センスエピ | ケノン | イーモリジュ | |
---|---|---|---|---|
脱毛器形状 | ||||
本体価格 | ¥37,800 | ¥37,000 | ¥69,800(*1) | ¥89,000 |
カードリッジ 最大照射面積 |
3.4cm×2.1cm =7.14cm2 |
2.0cm×3.0cm =6.0cm2 |
3.7cm×2.5cm =9.25cm2 |
2.9cm×1.5cm =4.35cm2 |
カードリッジ 価 格 |
¥4,800 | ¥5,400 | ¥9,800 | ¥8,400 |
カードリッジ 最大照射数 |
1,500発 | 750発 | 200,000発 | 18,000発 |
1ショット単価 価格÷照射数 |
¥3.20 | ¥7.20 | ¥0.049 | ¥0.46 |
公式サイトで 内容確認 |
ヒカリエピプロ公式 |
センスエピ公式 |
ケノン公式 |
イーモリジュ公式 |
(*1)タイムサービスなどで価格変更されている場合があります。 |
そして、店舗による違いはありますが、脱毛エステやサロンでの全身脱毛コースでは、おおよそ下図部分の施術を行ないますが、それぞれに体格による個人差はありますが、施術を行なう総面積は平均で4,200~4,500cm2になります。
ここで、全身脱毛に必要なIPL照射面積を4,500cm2として、他の要因は含まない単純計算になりますが、全身脱毛するのにIPL光を照射する必要がある総面積(4,500cm2)を各IPL脱毛器の最大照射面積で割ると、以下のように全身脱毛をするために必要な、おおよそのIPL光照射回数が求められます。
全身脱毛(4,500cm2)としてIPL光を照射するのに必要な照射数
-
ヒカリエピプロ(最大照射面積:7.14cm2)
全身脱毛照射面積:4,500cm2 ÷ 最大照射面積:7.14cm2 ≒ 全身脱毛に必要な照射数:630回 -
センスエピ(最大照射面積:6.0cm2)
全身脱毛照射面積:4,500cm2 ÷ 最大照射面積:6.0cm2 ≒ 全身脱毛に必要な照射数:750回 -
ケノン(最大照射面積:9.25cm2)
全身脱毛照射面積:4,500cm2 ÷ 最大照射面積:9.25cm2 ≒ 全身脱毛に必要な照射数:486回 -
イーモリジュ(最大照射面積:4.35cm2)
全身脱毛照射面積:4,500cm2 ÷ 最大照射面積:4.35cm2 ≒ 全身脱毛に必要な照射数:1034回
このように、同じようなIPL脱毛器でも、ヒカリエピプロとセンスエピのように、カードリッジの照射面積が約1cm2違うだけでも、全体的な照射回数でみると100回以上の違いがあることが分かります。
各IPL脱毛器を購入して全身脱毛を50回してみると
前項では各IPL脱毛器を全身脱毛として使われた場合の照射回数を算出致しました。
次に、前項で算出した全身脱毛に必要な照射回数を引用して、IPL脱毛器を購入された後、全身脱毛として50回使用された場合のコストを計算してみます。
全身脱毛を50回される場合に必要となる照射面積は
全身脱毛(4,500cm2)を50回するのに必要な照射面積
- 全身脱毛を1回するのに必要な照射面積:4,500cm2 × 全身脱毛の回数:50回=225,000cm2
そして、同様に、各IPL脱毛器が全身脱毛に必要な照射回数にも、全身脱毛50回の回数を算出します。
全身脱毛を50回(135,000cm2)するのに必要な照射数
-
ヒカリエピプロ(最大照射面積:7.14cm2)
全身脱毛:50回 × 全身脱毛に必要な照射数:630回 = 全身脱毛50回分の照射数:31,500回 -
センスエピ(最大照射面積:6.0cm2)
全身脱毛:50回 × 全身脱毛に必要な照射数:750回 = 全身脱毛50回分の照射数:37,500回 -
ケノン(最大照射面積:9.25cm2)
全身脱毛:50回 × 全身脱毛に必要な照射数:486回 = 全身脱毛50回分の照射数:24,300回 -
イーモリジュ(最大照射面積:4.35cm2)
全身脱毛:50回 × 全身脱毛に必要な照射数:1034回 = 全身脱毛50回分の照射数:51,700回
そのうえで、IPL脱毛器の本体価格も含めて、各IPL脱毛器を購入された後で全身脱毛を30回された場合のコストを算出します。
ヒカリエピプロを購入して全身脱毛を50回した場合のコスト
ヒカリエピプロの本体価格:¥37,800
- 本体付属カードリッジの最大照射数:1,500発 < 全身脱毛50回分の照射数:31,500回
- 全身脱毛50回分の照射数:31,500回 – 本体付属カードリッジの最大照射数:1,500発 = 30,000回 本体付属カードリッジだけでは、30,000回の照射数が不足します。
- ヒカリエピプロのカードリッジ価格:¥4,800 × カードリッジの不足:20個 = ¥96,000
そのため、不足分を補う場合は、最大照射数1,500発のカードリッジが20個必要になります。
全身脱毛を50回するのに必要なコスト
本体価格:¥37,800 + 追加カードリッジ:¥96,000 = ¥133,800センスエピを購入して全身脱毛を50回した場合のコスト
センスエピの本体価格:¥37,000
- 本体付属カードリッジの最大照射数:750発 < 全身脱毛50回分の照射数:37,500回
- 全身脱毛50回分の照射数:37,500回 – 本体付属カードリッジの最大照射数:750発 = 36,750回 本体付属カードリッジだけでは、36,750回の照射数が不足します。
- センスエピのカードリッジ価格:¥5,400 × カードリッジの不足:49個 = ¥264,600
そのため、不足分を補う場合は、最大照射数750発のカードリッジが49個必要になります。
全身脱毛を50回するのに必要なコスト
本体価格:¥37,000 + 追加カードリッジ:¥264,600 = ¥301,600ケノンを購入して全身脱毛を50回した場合のコスト
ケノンの本体価格:¥69,800
- 本体付属カードリッジの最大照射数:200,000発 > 全身脱毛50回分の照射数:24,300回 この時点で、全身脱毛50回分の照射数よりも本体付属カードリッジの最大照射数が上回っています。
- ケノンのカードリッジ価格:¥9,800 × カードリッジの不足:0個 = ¥0
逆に、本体付属カードリッジだけでも全身脱毛が300回以上できることになります。
全身脱毛を50回するのに必要なコスト
本体価格:¥69,800 + 追加カードリッジ:¥0 = ¥69,800イーモリジュを購入して全身脱毛を50回した場合のコスト
イーモリジュの本体価格:¥89,000
- 本体付属カードリッジの最大照射数:18,000発 < 全身脱毛50回分の照射数:31,020回
- 全身脱毛50回の照射数:51,700回 – 本体付属カードリッジの最大照射数:18,000発 = 33,700回 本体付属カードリッジだけでは、33,700回の照射数が不足します。
- イーモリジュのカードリッジ価格:¥8,400 × カードリッジの不足:2個 = ¥16,800
そのため、不足分を補う場合は、最大照射数18,000発のカードリッジが2個必要になります。
全身脱毛を50回するのに必要なコスト
本体価格:¥89,000 + 追加カードリッジ:¥16,800 = ¥105,800各IPL脱毛器購入後に全身脱毛を50回したコスト計算の結果
以上のように、ヒカリエピプロ・センスエピ・ケノン・イーモリジュの各IPL脱毛器を購入されて、全身脱毛を30回した場合のコストを計算しましたが、まとめると以下のような結果です。
IPL脱毛器名 |
---|
ヒカリエピプロ |
センスエピ |
ケノン |
イーモリジュ |
本体価格 |
---|
¥19,800 |
¥37,000 |
¥69,800 |
¥89,000 |
追加分カードリッジ金額 |
---|
¥76,000 |
¥264,600 |
¥0 |
¥16,800 |
全身脱毛50回分のコスト |
---|
¥133,800 |
¥301,600 |
¥69,800 |
¥105,800 |
この計算は、IPLの出力を最小でした場合の照射数で算出しているので、高出力で使われる方は、これよりもカードリッジの最大照射数が、若干、変わる場合があります。
また、この計算で分かるのがIPL脱毛器の本体が低価格だったとしても、長期間使い続けることによって、高性能なIPL脱毛器を購入するのと変わらない金額、また、脱毛エステやサロンに通うのと変わらないような金額が脱毛するためのコストとして掛かってしまいます。
群を抜いてコスパが優れているIPL脱毛器のケノン
なかでも、最もコストパフォーマンスに優れているIPL脱毛器がケノンでした。
理由にはカードリッジの最大照射面積が広いことと最大照射数が圧倒的に多く、最初の購入で付属しているカードリッジだけで、ケノンは全身脱毛が300回以上できる計算になりました。
そして、今回は最大照射面積のエクストララージカードリッジで計算しましたが、ほかにもエクストララージよりは、照射範囲は狭いのですが、同じ最大照射数のラージや男性のヒゲ脱毛にも利用しやすいストロングカードリッジもケノンには最初から付属しています。
今回は1つの付属カードリッジで、全身脱毛を30回行なうという想定で各IPL脱毛器のコスト計算をしましたが、実際ケノンは他のカードリッジも最初から付属してるので、この計算以上にコストパフォーマンスが良くなります。
【2017年5月18日追記】照射回数100万発のカードリッジが追加
今回、上記のコスト計算は照射回数200,000発の照射カードリッジで行いました。
しかし、新たに既存カードリッジの5倍になる1,000,000発を照射できるプレミアムカードリッジがケノンに追加されました。
つまり、最新のケノンは上記で算出した内容のコストパフォーマンスが、さらに5倍は良くなったと言えます。
初めてIPL脱毛器を購入される方は、最初は良くわからないで、なるべく出費を抑えて低価格なIPL脱毛器を購入されると思います。
しかし、低価格なIPL脱毛器を使い続け、いつの間にか消耗品のカードリッジに費やしたコストそのものが、ケノンを購入できる金額だったり、脱毛エステに通うのと変わらない金額になっているのは、もったいない気がします。
このように、他の家庭用IPL式脱毛器よりも圧倒的にコスパが良く、アンダーヘア脱毛やメンズ脱毛、そして、フェイシャル(美顔)機能も含めて、家族の全員で使えるケノンを最初から選ばれるのも良いと思います。
クレジットカードの無い学生さんや主婦の方も月々3,000円代からの分割払いで購入できることも、これから先のムダ毛ケアを手軽にできるという面でのコスパの良さがあります。
また、平日16時までにケノンを注文して、お支払い手続きまで完了されれば、北海道、九州、沖縄、離島を除いた、ほとんどの地域で翌日にケノンが届くという点や頻繁にタイムサービスなども行なっているので、IPL脱毛器の購入を検討される方は、一度、最新情報の内容を確認されると良いと思います。