IPL脱毛器を使う間隔と毛周期
IPL脱毛器のムダ毛を減らす脱毛方式がエステやサロンでも採用している効果的な方式だからと毎日使っても、急にムダ毛が少なくなるわけではありません。
それどころか、IPL光を照射している脱毛のカードリッジは、照射回数に制限のある消耗品なので、IPL脱毛器を使った脱毛方法のコストまでもが高くなってしまいます。
せっかく購入されるIPL脱毛器の効果を最大限に活かしながら、なるべくコストが掛からないようにするには、どんな仕組みによってIPL脱毛器が脱毛効果を発揮しているかやムダ毛が発生するサイクル(周期)などを知っておくことも大切です。
また、脱毛エステサロンで施術を受ける場合でも、必ず脱毛エステティシャンは毛周期に合わせた施術予約をオススメしてきます。
こちらでは、IPL脱毛器がムダ毛を脱毛させる仕組と、IPL脱毛器を使う間隔などについて解説致します。
IPL脱毛器がムダ毛を脱毛する仕組み
IPL脱毛器のIPL光とは?でも書いたようにIPL光は色素の濃い物に反応します。
下図は、人間が発毛している毛穴の断面図です。
この状態は、毛周期の中で発毛力が高い状態の成長期の状態ですが、毛を太く長く伸ばそうとして、それに合わせて毛包や毛母細胞周辺の色素が濃くなります。
そして、この成長期が濃い色素の部分に反応するIPL脱毛器の効果が高まる時期で、IPL光を照射することで右図の赤枠内が刺激されて、処理したいムダ毛が脱毛されます。
このように、IPL脱毛器を使ったムダ毛の処理では、毛周期の中でも最も色素が濃くなる成長期に効果を発揮するのですが、逆を言えば成長期以外の時期にIPL光を照射しても、成長期以上の脱毛効果は望めません。
実際に今現在で肌に表面化しているムダ毛は体毛全体の20~30%だけと言われています。
そして、残りの70~80%は肌内に隠れている状態なので、全体的にIPL脱毛器でムダ毛量を減らすには、成長期の状態ななる度にムダ毛の処理をして少しずつ減らしていくことになります。
毛周期とIPL脱毛器を使う間隔を合わせる
このように、IPL脱毛器の効果を最も引き出す、成長期の間隔に合わせて使われるなら、成長期意外も含めた毛周期全体の流れを把握すると良いと思います。
また、毛周期の間隔は、個人差や身体の部位でも異なりますが
成長期⇒退行期⇒休止期⇒成長期⇒退行期⇒休止期⇒・・・・
この流れの繰り返しになります。
そして、IPL脱毛器を使用する間隔ですが、前回使用した時から2~3週間程空けるのが理想的だと言えます。
これだけの間隔を空ける理由としては、同じ脱毛場所でも前回、IPL光を照射した時が休止期だったとしても、2~3週間後なら成長期に進んでいるためです。
このように、前回から2~3週間程空け、その時の成長期段階のムダ毛にIPL光を照射します。
そして、この手順を繰り返すことによって、全体的なムダ毛量が減少していきます。
また、その年の夏までに、ムダ毛の無いつるスベなお肌を目指されるなら、その年の春頃からIPL脱毛器を使い始めれば充分に間に合います。
このように、IPL脱毛器がムダ毛を脱毛する仕組みや、自分が脱毛したいと思っているムダ毛の毛周期などの特性を把握されていれば、IPL脱毛器の脱毛効率を上げる効果と同時に、IPL脱毛器にかかる余計なコストや手間を防ぐ効果にもなります。