レーザー式とIPL式の家庭用脱毛器比較
現在販売されている家庭用脱毛器は、色々な種類や脱毛方式のものが複数のものがあり、脱毛効果を出す光の種類によって違いがあります。
そして、最近は脱毛エステやサロンで採用されていることが多いIPL方式の家庭用脱毛器が主流となって、たくさんの商品が販売されています。
IPLとは(Intense Pulsed Light /インテンス・パルス・ライト)方式と言います。
その一方で、こちらも、脱毛エステ店や医療用の脱毛機器にも使われているレーザー方式の家庭用脱毛器も販売されています。
そして、代表的な家庭用脱毛器では、IPL方式はケノン、レーザー方式はトリアなどの商品があります。
こちらでは、ケノンとトリアを例にIPL方式とレーザー方式の家庭用脱毛器の比較を行なっています。
痛みなどお肌への負担について
それぞれの家庭用脱毛器を比較した際、IPL式脱毛器とレーザー式脱毛器のどちらが良いのか考えてみると、基本的にお肌への負担が少ないのはIPL脱毛器と言えます。
レーザー脱毛器の場合、お肌に対する刺激が強いために、照射レベルを間違えてしまったり、お肌の状態が悪いタイミングで使用すると火傷の跡が残ってしまうような懸念もあります。
お肌に対する照射レベルの調節は、IPL脱毛器ケノンの場合は10段階の調節ができるのと同時に1回の照射量分散でお肌の負担を軽減する6連射・3連射の切り替えができます。
そして、レーザー脱毛器トリアの場合は5段階の調節があります。
そのため、肌質が敏感肌気味などデリケートな方は、細かい照射レベルの調整ができるIPL脱毛器の方が、お肌には優しいと思います。
1回で脱毛処理できる面積
レーザー式脱毛器は、光の力を集約して照射をするタイプとなるため、全身脱毛などで広い範囲の脱毛したい場合には、非常に長い時間が必要となります。
また、光の力を集約してムダ毛を脱毛するので、仕上がりがキレイというメリットがありますが、使用される方の肌質によっては、かなり強い痛みを感じることもあります。
逆に、IPL式脱毛器は照射範囲が広いく、スピーディに広範囲の脱毛処理を行えるというメリットがあります。
そして、ケノンとトリアで照射できる範囲を比較した場合、トリアは円形で0.785cm2、ケノンは9.25cm2(横:3.7cm×縦:2.5cm)となります。
このように、お肌の同じ面積に脱毛処理を行なうとしても、IPL式脱毛器のケノンに対しレーザー式脱毛器のトリアは、約12倍近くの手間がかかることになります。
また、トリアはレーザーを照射する範囲が円形なので、脱毛部分の照射モレにも注意する必要があります。
実用性とコスト
レーザー式脱毛器はレーザー照射部分の付け替えなどができませんが、IPL式脱毛器であればカートリッジを付け替えることで、広範囲の全身脱毛から狭い範囲のアンダーヘア脱毛など複数部位の照射が可能となり、脱毛効果が実感できないままで使用不可能となってしまうことがありません。
また、アンダーヘアのVIOラインなど脱毛することが目的でレーザー式脱毛器を購入し使ってみると、デリケート部に対する痛みがあまりに強く、結局、再度IPL脱毛器を購入しなおした話もよく聴きます。
ただ、IPL式脱毛器の照射カードリッジは照射回数(ケノンは最大50,000発)に制限のある消耗品なので、その点は維持するコストが発生します。
しかし、レーザー式脱毛器トリアは、照射カードリッジなど消耗品はありませんが、電源コードを気にせず使えるメリットと同時にバッテリーが内蔵の充電式なので、携帯電話などバッテリーを使用する製品全てに共通する充電力が弱くなるという点があります。
また、トリアの内蔵バッテリーは、購入後1年間は無償交換ができ、充電回数500回が交換目安なのですが、購入後1年以降は、毎回19,950円の費用が必要です。
このように、ランニングコストを考えてもIPL式脱毛器が良いですが、前述のように、お肌に対する負担や色々な部分の脱毛に対応できるIPL式脱毛器に軍配が上がるでしょう。
また、最先端の脱毛技術が必要となる大手脱毛エステやサロンの大半が、IPL式を採用しています。
ただ、産毛のような細かいムダ毛脱毛に関して言えば、レーザー式脱毛器の方が効果を発揮しやすい傾向にありますので、脱毛する部位によってはレーザー式脱毛器を選ぶのも1つの方法です。